大東タイム11月号
大東タイムは大東市全体に4万部も配布されている地域コミュニティ誌。
その11月号(先月号)の表紙と特集ページに当院がのりました。
恥ずかしながら、表紙は私。
現在、徳洲会病院と交互に連載を持っているのですが、その超拡大版というわけです。
ご存知の方も多いらしく、大東タイム見ましたよ、と患者さんから随分お声がけいただきました。
新しい号が出たので、もう迷惑はかからないだろう、ということで、文章を転載します。
表紙
記事
Q1 先生の経歴は?
A1 北海道大学歯学部を卒業後北大病院第一保存科へ
北海道大学歯学部を卒業、その後北大病院第一保存科で、保存修復や歯の根の治療の研鑽にあたりました。
その後、妻の父が要介護となり、泣く泣く帰阪。
大阪の名医と呼ばれる先生のもとで、入れ歯やかぶせ物といった補綴治療や、口腔外科の専門医のもとで修業しました。
最近はこの様な修行する先生はほとんどいないのですが、高度な専門技術は絶対に必要と思い頑張りました。
修行の身では、歯科衛生士より給料が安かったので苦労しました(笑)
その後は大きな医療法人の分院長や理事を経て、5年前今の医院を開設しました
Q2 どのような診療を心掛けていますか?
A2 歯を診る、というより全身の中の一疾患を診るよう心がけています。
私の母校・北海道大学は6年生は1年間医学の授業を受講します。
恐らく専門の医学を学ぶ唯一の歯学部でしょう。
ですから全身疾患とのかかわりを常に意識しています。
お口に症状が出るのは、歯科疾患とは限らないのですから。
他科ではわからなかった歯科以外の疾患を見つけることも、よくあることです。
Q3 脱インプラントをうたっていますが、なぜ?
A3 インプラントは不完全な代物と考えています。
あまりアナウンスされませんが、インプラントは不完全な代物。
骨とは結合しても、歯ぐきとはくっつきません。
そのため、十分にお手入れできないと、細菌が雨漏りのように侵入し、インプラント周囲炎をおこします。
そうなると、インプラントの行きつく先は脱落であったり、骨髄炎など重篤です。
だから、インプラントは十分にお手入れを続けられることが大前提。
二十歳のお嬢さんが、事故などで歯をなくしてしまった場合などは、インプラントは最強の治療法。
要は、患者さんの年齢や健康状態などが重要なのです。
以前は勤務先でインプラント治療はおこなっていたんです。
しかし、高齢になると、レジで小銭を出すのさえ大変になるのに、必要なお手入れができるわけがない。
加えて、基礎疾患や痴呆など、インプラントの維持の障害は多くあります。
ましてや高齢な患者のインプラントの撤去となると命がけ。
先日も他院で70歳後半でインプラント治療を受けた患者さんが、半年後に脳梗塞で倒れ、相談にいらっしゃいました。
そのような実情を踏まえ、バネのない入れ歯や高度吸着式入れ歯などの代替治療を強化して、インプラントなしで治療したい人の受け皿になろうと考えたのです。
ブログご覧ください。
編:秋葉先生ありがとうございました!
以上が記事となります。
大東タイムの表紙にのりました 完