新しくなった撮影装置

入れ替え経緯

今年で医院開設からはや5年。
少々具合の悪くなっていたパノラマ断層撮影装置を入れ替えました。
昔ながらの医院のアナログ機器ならともかく、デジタルレントゲンは複雑ゆえに治らないとなったらとことん治らない。

以前から、CTを入れようかと検討していましたが、向かいにある加藤耳鼻咽喉科が歯科用コーンビームCTを導入。
ご厚意により使わせてもらっているので、CTは見送ることに。
当院の全ての治療ユニットのモニターで、加藤耳鼻科のCTを投影できるプログラムを入れてあるのでどこでも診断可能。

何より、顎顔面領域において耳鼻科の意見を聞けるのは大きい。
一度でも耳鼻科ドクターの意見をうかがえる距離感を味わうと、抜け出せなくなる。
それぐらい安心感がある。

そこで、パノラマ装置単体で入れ替え決定。

機種選定

パノラマ装置は、言うまでもなく放射線機器。
放射線機器には、国の厳しい審査があり、設置も一筋縄ではいかない。
新たにいれると、設置から四條畷保健所のチェックまで大きなタイムロスが発生する。
その間、写真を撮れないのは困る。

実は、レントゲンメーカーを同じにすることで、無審査で設置できる。
入れ替えではなく、バージョンアップという扱いになるらしい。
同じメーカーなので、今までのデータサーバーやモニターシステムをそのまま利用できるのも選定の決め手。

実は当院のシステムは、サーバーの組み立てからシステム構築まで、私が全部自分でやっている。
プロセッサからSSDの選定、果てはバックアップシステムの組み込みまで、全部自分でやっているため、システムの障害は何があっても即座に解決できるようにしてある。
半分趣味だが、何かあっても手持ちの予備機で小一時間もあれば復旧できるのは強い。
メーカーが変わって、それを一からやり直すのは面倒、ということも大きな理由のひとつ。

そういうわけで、朝日レントゲンの新型に決定。

入れ替え

入れ替え自体は、昼休みの1時間ほどで完了。
拍子抜けするほど簡単でした。

新型は、放射線量が大幅にダウン。
より安心して撮影ができる。(もとより歯科用程度では全く問題にもならないが)

使用感は、以前の画像より少し柔らかい感じになったかな、という印象。
以前はいかにも硬組織、という感じがきつかったが、今回はそれが改善された感じ。
機器の進歩はすごい。
これから先もどんどん進化していくのだろう、楽しみではあるが、費用を考えるとちょっと怖い。

新しいパノラマ撮影装置
パノラマ断層撮影装置

ヘッドとイメージング装置
パノラマ近影

パノラマ新装置 完